藤井聡太五冠の初防衛がかかる王将戦第4局は10日午後に終局し、挑戦者の羽生善治九段が勝利しました。これで対戦成績は2勝2敗のタイとなりました。

「王将」のタイトル初防衛がかかる藤井聡太五冠と、タイトル100期を目指す羽生善治九段の注目の対局。

 9日から羽生九段の鋭い攻めが続き、長考が続いた藤井五冠は、10日朝に封じ手が開かれて以降リードを奪われ、午後4時3分に投了。107手で羽生九段が勝利し、シリーズ2勝2敗のタイに戻しました。

羽生九段:
「(第4局)負けてしまうとカド番になってしまうので、タイに戻せてよかったなと思います」

藤井五冠:
「封じ手を長考したところで間違えてしまったと思うので、もう少し読みの精度が足りなかったかなと感じています」

 仕切り直しの第5局は2月25日と26日、島根県大田市の温泉旅館で指されます。

【動画で見る】2勝2敗のタイに…『王将戦』第4局は挑戦者・羽生九段が勝利 藤井五冠「封じ手の長考で間違えてしまった」