名古屋市は、戦時中に名古屋城が焼け落ちた5月14日を「名古屋空襲慰霊の日」に制定する方針を示しました。

河村名古屋市長:
「空襲の被害者の皆さんに『ありがとう』と言うことは大変重要なことなので。相当印象が強い日なんです。5月14日が一番ふさわしいのではないかと」

 7日の市議会で、名古屋市は多くの犠牲者が出た名古屋空襲について、犠牲者を慰霊する日を制定する方針を示しました。

 名古屋空襲では、死者およそ8000人、1万人余りの負傷者が出ていて、市民団体などが犠牲者を慰霊する日の制定を求めていました。

 市は、名古屋城の天守閣が焼け落ちた5月14日が市民の印象に強く残る日だとして、手続きが間に合えば2023年から制定する方針です。

※画像は名古屋空襲を記録する会提供

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