PTAが学校の“第二のサイフ”に?…河村名古屋市長が保護者に情報提供呼びかけ 多数の不適切な寄付判明で
名古屋市立の小中学校がルールを無視してPTAから多数の寄付を受けていた問題で、河村市長は「非常に深刻に受け止めている」と述べ、保護者に情報提供を呼びかけました。
この問題は、名古屋市立の小中学校がそれぞれのPTAから受け入れが適当かを判断する手続きをせず、特別教室のエアコンをはじめとする備品などを寄付として受け取っていたことが、東海テレビの取材でわかったものです。
PTAへのアンケートで、3年間で少なくとも100件・1000万円を大きく上回る寄付の情報が寄せられましたが、市教委はほぼ全てについて把握していませんでした。
PTAが学校の「第二のサイフ」になっていないか、市教委は実態の調査を進める考えを示していますが、河村市長は20日の会見で保護者に情報提供を呼びかけました。
河村名古屋市長:
「非常に深刻に受け止めております。きちっと調べますので、情報提供をお待ちしております」
河村市長は「PTAの寄付はありがたい」としたうえで、「学校は親に対してすごい権限を持っている。不透明な状況の中で寄付が行われているなら徹底的に調べないといけない」と話しました。
東海テレビ「かわるPTA」で取材を続けています。pta@tw.tokai-tv.co.jpまでご意見・情報をお寄せください。
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