
名古屋税関は20日、管内の輸出額から輸入額を差し引いた2022年度の貿易収支を発表しました。7兆4024億円の黒字でした。
輸出額は円安の影響もあり自動車などが好調で、21兆8700億円あまりと過去最高となりましたが、ヨーロッパなどでEVシフトが進んだことで、自動車部品の輸出は2年ぶりに減少に転じています。
輸入額も原油やLNGなどの価格高騰を受けて過去最高を記録し、黒字幅では2年ぶりに減少しています。
全国の貿易収支は過去最大の21兆7285億円の赤字となりましたが、名古屋税関管内では製造業が輸出を下支えし、黒字を維持した形です。
【動画で見る】黒字幅2年ぶりに減少…名古屋税関管内の昨年度貿易収支は7兆4024億円の黒字 全国では過去最大の赤字