参議院愛知選挙区選出で、国民民主党代表代行兼政調会長の大塚耕平議員が、次の名古屋市長選に立候補する意向を示しました。

大塚耕平参議院議員:
「日本全体がですね、非常に様々な課題を抱えて低迷しているという実感を私は持っていますので、そういう中で名古屋というのは非常に重要な位置づけにあると思っています。国政の課題は十分理解しているつもりでありますし、貢献できる潜在的なスキルを持っていると思いますので」

 27日午後、名古屋市役所で会見を開いた、参議院愛知選挙区選出の国民民主党・大塚耕平議員(63)。次の参院選には出馬せず、2025年4月で任期満了となる名古屋市長選に立候補する意向を明らかにしました。

 名古屋の旭丘高校から早稲田大学に進学した大塚議員は、日銀での勤務を経て、2001年の参院選に当時の民主党から立候補し初当選。現在4期目の63歳です。

 内閣府副大臣・厚労副大臣などを歴任し、今は国民民主党の代表代行と政調会長を務めています。

 名古屋市長の任期満了まであと2年、このタイミングで出馬の意向を示した理由については…。

大塚耕平参議院議員:
「選挙間近になって急に出るというようなことは適さない大きな自治体でありますし、国としての課題を踏まえつつ名古屋の状況については十分に勉強したい」

 現職の河村市長は、2009年の初当選から現在4期目。河村市長も元国会議員、衆議院議員からの転身でした。2人にはもう1つ共通点があります。

大塚耕平参議院議員:
「河村さんは高校の先輩でもありますし、私は大変親しい方だと思っています」

 先輩の市政についても言及しました。

大塚耕平参議院議員:
「市長が取り組んでおられる給料の問題は、市民の皆さんから一定のご支持をいただいているというのも私も理解していますので、そういう状況も踏まえて、今後、仮に正式決定するということであれば、政策の枠組みを考えていきたいと思います」

 河村市長は27日朝、報道陣の取材に対し、今後の去就について明言を避けました。

河村名古屋市長:
「選挙だで、色んな人が出てくるのはいいことだと思いますけど。(Q.前回の市長選で最後のチャレンジと言っていたが?)わしは嘘言ったことはないもんで。何とも言いようがないわ」

【動画で見る】“高校の先輩”河村市長の市政にも言及…国民民主党・大塚耕平参院議員が次期名古屋市長選に立候補の意向