女子柔道の金メダリスト・谷本歩実さんが12日、薬剤師を目指す学生たちに、「アンチドーピング」やアスリートを支える専門知識を持った薬剤師の必要性について特別講義を行いました。

谷本さん:
「アンチドーピングの問題。不正1つ起こるだけで『スポーツって汚いよね』っていう目で見られてしまう」

「アンチドーピング」について学生たちに話す、アテネ・北京オリンピック女子柔道の金メダリスト・谷本歩実さん(41)。4月、特任教授に就任した名城大学薬学部で特別講義を行いました。

 谷本さんは、今アスリートに求められるのは能力の高さだけではなく、薬物違反がないことが重要なことの1つだと説明。

 トップアスリートとして、サプリメントに含まれる成分にも気を配り続けた自身の経験も交え、相談に乗ってくれた専門知識を持つ薬剤師「スポーツファーマシスト」の必要性を伝えていました。

谷本さん:
「知識はあるけれども、どうやって携わっていいのか分からないっていうのが、薬剤師さんやスポーツファーマシストさんの悩みだと思うんですね。皆さんが今後活動できる原動力になってくれたらなと」

【動画で見る】アテネ・北京五輪の女子柔道で金メダル…谷本歩実さんが4月に特任教授に就任した名城大学薬学部で特別講義