愛知県東部では2日夜、線状降水帯が再び発生し、豊川市でも「緊急安全確保」が発表されています。

 気象台によりますと、愛知県東部では2日午後3時半すぎに線状降水帯が発生し、その後午後8時前に再び発生しました。

 2日午後11時10分までの24時間の降水量は、田原市で435.5ミリ、新城市で419.5ミリ、豊橋市で410.5ミリと、いずれも観測史上最大となりました。

 また、豊橋市と豊川市では川の水位が堤防を越えたとして、5段階の警戒レベルで危険度が最も高い「緊急安全確保」が発表されました。

避難した豊橋市民:
「家が川の近くにあるので。家が流される映像を見たことがあったので、念のため避難してきました」

 また、岐阜県瑞浪市では午後2時半過ぎに土岐川が氾濫したほか、川沿いの道路が崩壊して水道管が破断したため、断水が発生しました。

 現在も土砂災害警戒情報や大雨警報が、愛知県東部などで出されています。

 JR東海によりますと、3日の東海道新幹線の運行については、名古屋~東京間で始発から午前中にかけて運転を見合わせる可能性があります。

 在来線各線は始発以降、順次運転する予定ですが、一部の列車に運休が発生するということです。

 気象台は明け方にかけて大雨となるところがあるとして、引き続き土砂災害などへの警戒を呼びかけています。

【動画で見る】線状降水帯が再び愛知県東部で…豊川市でも「緊急安全確保」東海道新幹線は始発から一部運転見合わせの可能性