将棋の八大タイトル全制覇を狙う藤井聡太七冠は、残す1つのタイトル「王座」の挑戦権をかけて28日、羽生善治九段と対局し勝利しました。

 王座戦挑戦者決定トーナメントの準決勝は、東京の将棋会館で行われ、八大タイトル全冠制覇へ向けて王座を残すのみとなった藤井聡太七冠と、タイトル通算100期獲得を目指す羽生善治九段が対局しました。

 藤井七冠の先手で始まり、羽生九段が終盤猛攻を仕掛けましたが、藤井七冠がしのぎ切り123手で勝ち、決勝に進出しました。

藤井聡太七冠:
「王座戦ではしばらく振るわない成績が続いていたので、ここまで進めたことは良かった。しっかり準備して次の対局に臨みたい」

 王座初挑戦まであと1勝とし、前人未到の八大タイトル全制覇へまた1つ駒を進めました。

【動画で見る】“八大タイトル全制覇”へ前進…王座戦挑戦者決定T・準決勝 藤井七冠が羽生九段に勝利 初挑戦まであと1勝