名古屋港のシステムがサイバー攻撃を受けた問題について、『ロックビット』というハッカー集団の名前があがっています。

 ロックビットとは、2019年に活動を開始したロシアを拠点とするハッカー犯罪集団です。

 ロックビットによるとみられる被害は世界各国で1000件を超えていますが、かなり高度な技術を持っていて、活動の長いグループのなかで摘発されていないのはロックビットだけです。

 名古屋港が狙われた理由について、サイバーセキュリティの専門家でS&Jの三輪信雄社長によりますと「確実に身代金をとるため」と考えられるということです。

 ロックビットは、昔はランダムに犯行に及んでいたということですが、身代金を確実にとるためにサービスが止まると困る病院や、今回のような重要なインフラを狙っているということです。

【動画で見る】なぜ名古屋港は狙われたのか…ロシア拠点のハッカー犯罪集団『ロックビット』とは 世界各国で被害1千件超か