将棋の王位戦の第2局が終局し、藤井聡太七冠が佐々木大地七段に勝利しました。

 王位戦七番勝負の第2局2日目。八大タイトル全制覇に向け、王位と棋聖の防衛が絶対条件となる藤井聡太七冠は、後手番ながら早くもペースを握りました。

 挑戦者の佐々木大地七段も、有利な先手番で勝利しタイに戻したいところです。

 藤井七冠の封じ手が開かれ再開した対局で、互いに長考しながらも、挑戦者の佐々木大地七段が攻めて藤井七冠が受ける展開が続きます。

 藤井七冠にとって選択肢の多い局面で、昼食休憩の時間になりました。佐々木七段も記録係も席を立ちますが、藤井七冠は盤の前でしばらく考えていました。

 2人が選んだ昼食は、藤井七冠が玉子とじうどんに天ぷらなどがついた「うどん膳」で、佐々木七段はきれいなサシが入った「神戸牛すき鍋膳」でした。

 14日午後になり、藤井七冠の攻めの順番が来ると一気に終盤に。徐々にリードを広げ、藤井七冠が勝利しました。

 藤井七冠はこれでシリーズ2連勝で、4連覇へ大きな一勝となりました。第3局は7月25日と26日に北海道小樽市で指されます。

【動画で見る】シリーズ2連勝…『王位戦』第2局 後手番の藤井七冠が挑戦者・佐々木七段に勝利 第3局は25日から小樽で