コカインの原料となるコカの葉を授業の教材として児童に見せたとして、愛知県豊橋市の小学校教師が懲戒免職となりました。

 愛知県教育委員会によりますと、豊橋市立幸小学校の女性教師(54)は2023年2月、旅行先のコロンビアで購入したコカの葉を、担任する3年生の授業の教材として「麻薬の原料にもなる」と児童に見せたということです。

 保護者から学校への相談で発覚し、女性教師は書類送検され、2023年6月に不起訴処分となっていました。

 コカの葉は国内への持ち込みや所持が法律で禁止されていて、県教委は8月8日付で女性教師を懲戒免職としました。

 女性教師は県教委の聞き取りに「違法性の認識はなかった。世界の国々への理解を深めたいという気持ちで紹介した」と話しているということです。