名古屋城木造復元のバリアフリー化について、障害のある議員らで作る団体が河村市長と21日に面会し、エレベーターの設置に関する話し合いを求めました。

 21日午後、河村市長らと面会したのは、「障害者の自立と政治参加をすすめるネットワーク」で、エレベーターの設置について「対立ではなく対話をもって議論を進めてほしい」「地元の障害者団体と話し合いをしてほしい」などの要望を伝えました。

 河村市長は、エレベーターは設置せず車いす利用者などが利用できる「小型昇降機」を1階もしくは2階まで設置する方針で、団体によりますと、河村市長はエレベーターの設置について「勘弁してほしい」などと回答したということです。

 面会後に取材に応じた河村市長は、「史実に忠実でなくなってしまう。たった一つの名古屋の宝を作らせてほしいと何度もお願いした。お互い納得しあってやらないかん」と語りました。

 今後の対話については「話し合いをする」として、文書でのやり取りから進めたいとしています。

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