夏休み明け早々“学級閉鎖”が続出…新型コロナが『再拡大』お盆明けから感染者増加 旅行や帰省の影響か
夏休みが終わって授業が再開した全国の学校で、新型コロナなど感染症による「学級閉鎖」が相次いでいて、発熱外来があるクリニックでは、キャンセル待ちの状況となっています。
新型コロナによって学級閉鎖しているクラスの数を、都道府県ごとに丸の大きさで示したマップでは、東北地方の丸が大きくなっています。秋田県は、30日午後3時時点で、登録されている学校のうち36クラスが、新型コロナによって学級閉鎖になっています。
ほとんどの小中学校と高校で夏休みが明けている岐阜県でも31日、6クラスが同じく新型コロナの影響で学級閉鎖になっています。
新型コロナの感染が再拡大していて、発熱外来がある東京都内のクリニックでは30日、発熱外来はキャンセル待ちが出るほどになっていました。
院長:
「陽性が確認されたのですね。鼻水とせきが強い症状ですね?」
新型コロナ陽性患者(30代):
「喉が変だなと思って体もだるいなと…寝付きも悪くて眠れなかったので…」
院長:
「なかなか予約が取れなかった?」
新型コロナ陽性患者(30代):
「きのうキャンセル待ちだったのですが無理で…」
名古屋市西区のクリニック「みわた小児科」でも、感染者が増加していました。
スタッフ:
「妊娠5カ月の大人の方なんですけど、検査したら陽性が出ました。(増え始めたのは)お盆明けですかね」
旅行や帰省など、人の動きが活発になるお盆休みのあたりから、感染者が増えているといいます。
9月1日から2学期が始まる名古屋の小学生も、発熱などの症状で訪れていました。
三輪田医師:
「コロナとインフルエンザ、両方大丈夫だったので。ただ、熱が38度とか超えてこないかというところと、咳が増えていないかの2点を注意してもらって」
コロナやインフルエンザの検査は「陰性」でした。
母親:
「感染症じゃないということだったので安心しました」
小学4年の娘:
「頭がちょっと痛くて鼻水も出ちゃって。(学校に)行けるといいな。(明日は)転校生も来るから楽しみ」
三輪田医師:
「ここ2週間ぐらいに関しては、(コロナ感染者が)平均1日10人ぐらい出ていますので、コロナ自体が増えているなという印象があります」
夏休み前は、新型コロナと診断される患者が1日に5人ほどでしたが、直近の2週間は10人ほどに増加しているということです。
三輪田医師:
「コロナウイルスというのは変異が非常に早いウイルスなので、最近も新しい株が、海外から入ってきたんだと思うんですけども、出ています。家族感染はもちろん多いですね。感染力が非常に強いので、1人がなれば感染してしまう」
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