名古屋市は、名古屋城が空襲を受けた5月14日を「平和の日」にする方針を示しました。

 名古屋市は戦時中60回以上の空襲で約8000人が犠牲となっていて、市は追悼の記念日を定める検討を進めていました。

 検討にあたった協議会の委員らが21日、河村市長に名古屋城の天守閣が焼け落ちた5月14日を「なごや平和の日」とする検討結果を市長に報告しました。

河村名古屋市長:
「『慰霊の日』も確かだけど、本当は『感謝』のような感じがするけどな。今こうやって生きとれるのも、皆さんの犠牲のおかげでしょ、これ。『ありがとう』と心の中から本当に思う日にしたい」

 名古屋市は2024年5月14日から「平和の日」とすることを目指し、市議会に条例案を提出する方針です。

※画像は「名古屋空襲を記録する会」提供

【動画で見る】名古屋城が空襲を受けた日…名古屋市が5/14を「なごや平和の日」に 2024年の制定目指し条例案提出へ