中日ドラゴンズの育成選手で、キューバ出身・レビーラ選手の消息が分からなくなっていることがわかりました。アメリカへの亡命を図ったとの報道もあります。

 レビーラ選手は、2022年6月にキューバの国内リーグからドラゴンズに移籍し、立浪監督も「ボールを遠くに飛ばす力があるという印象」と期待を寄せていました。

 2022年7月の初スタメンでは、レフトオーバーの豪快なホームランを放ち、「ドラゴンズを助けるために来ました」と力強く話していました。

 しかし、初ホームランの後は三振が続き、慣れない外野の守備についたこともあってエラーを連発して二軍に。今シーズンは育成選手になっています。

 加藤宏幸球団代表によると、レビーラ選手は9月26日、2軍のナゴヤ球場での練習に来ず電話にも出なかったため、通訳が家まで行ったものの不在だったということです。最後に連絡が取れたのは25日午後3時頃で、国内にいるのか海外にいるのかも分からないため、球団は警察に相談したといいます。

 全米野球記者協会に所属するフランシス・ロメロ記者のSNSでは、レビーラ選手の行方について、「メジャーリーグの球団との契約の手続きを開始するため、ドミニカに向かっている」と書いていて、アメリカに亡命を図ったことを示唆していました。

 ドラゴンズでは2023年3月にも、WBC・キューバ代表のジャリエル・ロドリゲス投手がメジャー移籍のため亡命したと騒動になっています。

 相次ぐキューバ出身の選手の亡命問題にファンは…。

男性のファン(20代):
「2軍の試合を見に行ってバッティングがすごいなと思っていたので、今後楽しみだなと普段から思っていました」

女性のファン(40代):
「うちの子がロドリゲス選手が好きだったので、ユニホームとかも準備して(試合に)行く予定していたんですけど、いなくなって使う時がなくなってちょっとショックを受けていました」

男性のファン(60代):
「また戻ってきてほしいね。戻ってきて戦力になる人だから頑張ってもらいたい」

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