岐阜県高山市で10月9日、4年ぶりの通常開催となる「秋の高山祭」が開幕しました。あいにくの雨でしたが、外国からの観光客らで賑わっています。

 絢爛豪華な祭屋台がお目見えする櫻山八幡宮の例祭「秋の高山祭」。4年ぶりの通常開催となったものの、雨のため日中の屋台曳き廻しやからくり奉納などの行事は中止となりました。

 それでも多くの観光客が訪れ、蔵の中に収められた屋台に見入っていました。

 会場で目立っていたのが「外国からの観光客」です。高山市の担当者によると、欧米からの客の数はコロナ禍前と同じ水準に回復しているということです。

 雨の中でも大忙しとなっていたのが、櫻山八幡宮の境内に作られた外国語対応の案内所です。行事が開催されるかどうかや、代わりに見学ができるスポットの情報を求めて、次々と観光客がやってきていました。

 スタッフの中には学校の募集を見て参加した高校生の姿もあり、勉強中の英語で一生懸命に対応していました。

高校生のボランティアスタッフ:
「コロナ禍がちょっと緩くなったので、外国の方もいっぱい来てくださって、高山がどんどん賑やかになっていいなって思う。高山を歩いてると、高山の人より外国人の方の方が多い。人助けができたなと思って、すごくやりがいを感じられます」

 「秋の高山祭」は10月10日まで続きます。

【動画で見る】欧米からの客数はコロナ禍前と同水準に…『秋の高山祭』始まる あいにくの雨で外国語対応の案内所は大忙し