将棋の藤井聡太七冠が王座戦第4局を制し「王座」のタイトルを奪取し、前人未到の八大タイトル全制覇を達成しました。

 京都市で11日行われた王座戦五番勝負の第4局で、藤井七冠は序盤から永瀬拓矢王座の周到な作戦を前にリードを奪われますが、終盤の攻防を制し逆転。午後9時に、138手で藤井七冠が勝利しました。

 シリーズ3勝1敗で王座を奪取し、将棋の八大タイトル独占を果たしました。

 藤井七冠の地元・愛知県瀬戸市の商店街では、くす玉が割られるなどお祝いムードに包まれました。

藤井七冠:
「タイトル戦の結果は良かったんですけど、それに見合った力があるかと言われるとまだまだかなと思うので、引き続き実力をつけていくことが必要かなと思います」

 将棋のタイトル全制覇は、当時七冠だった羽生善治九段以来27年ぶりで、八冠は史上初となります。

※画像は日本将棋連盟提供