藤井八冠「内容の良い“面白い将棋”を指すことを目標に」八大タイトル独占を達成し地元・愛知で凱旋会見
「八大タイトル独占」の偉業を達成した藤井聡太八冠が10月13日、地元・愛知に凱旋して記者会見に臨みました。
会見では始めに、師匠の杉本昌隆八段から花束を贈られ、笑みを浮かべました。
藤井八冠:
「終局した瞬間はなかなか実感がなかったんですけど、それから2日ほど経ちまして、実感や達成感が徐々に沸いてきたところと、一方で重みも改めて感じているところかなと思います」
八冠達成を一番喜んでくれる人は誰かと問われると…。
藤井八冠:
「まずは隣にいる方でしょうか?(笑)ただ、師匠はもちろんなんですけど、それだけではなくて、私が子供の頃から将棋を教えていただいたり、支えていただいたりした方には良い報告ができたかなと思いますし、1つの恩返しになったのかなと思っています」
地元・愛知で落ち着く場所は?という質問には…。
藤井八冠:
「一番よく行っている場所は、大曽根にある師匠の研究室になるのかなと思うんですけれども。やはり馴染み深い場所でもありますし、行くと今でも落ち着くなと感じます」
杉本八段:
「お世辞であっても嬉しいなと」
Q.師匠の“こういうところが好き”というのと、“ここは直してほしい”と思うところは
藤井八冠:
「今、隣にいるところですので、非常に答えづらいところはあるんですけど。師匠というと、威厳のあるような感じをイメージするところも一般的にはあるかと思うんですけど、むしろ親しみやすいとか、そういった言葉を連想してしまうんですけど、それはやはり師匠の人柄のおかげというか。私が入門した頃から変わらず接していただいたので、すごく感謝しています。直してほしいところは、この場で言えるように考えてくればよかったんですけれども…すみません、すぐには思いつかないです」
今後の目標については、常に将棋を楽しむ藤井八冠らしい言葉で締めくくりました。
藤井八冠:
「より実力を高めていって、内容の良い面白い将棋を指せるようになることを目標にしていきたいと思っています」
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