名古屋市南区で訪問介護サービスなどを行う業者「あいケア絆」が、約1900万円を名古屋市に不正請求していたことが分かりました。

「あいケア絆」は2018年から5年間にわたり、ヘルパーの資格がない職員が資格を持っているように偽るなどして、介護報酬など1880万円余りを名古屋市に不正に請求していました。

 2022年8月、あいケア絆の元職員から市に情報提供があったことで不正請求が発覚しました。市の聞き取りに対し、運営会社は「急に人が辞めて人手が足りず、ダメだとわかっていたがやってしまった」などと話しているということです。

 市は、新規利用者の受け入れを1年間禁止するなどの行政処分をした上で、加算金を含む2400万円余りの返還を命じました。

【動画で見る】職員の資格偽る…訪問介護サービス等行う業者が約1900万円を市に不正請求「急に人が辞めて人手足りず」