発がん性が指摘されている有機フッ素化合物=「PFAS」が、岐阜県各務原市の水源地から検出された問題で、21日、市民を対象にした血液検査が行われました。

 岐阜の病院の連合会が行った血液検査では、各務原市の水道の水源地周辺に住む住人ら100人以上が岐阜市の病院に集まりました。

 各務原市の水道の水源地では、2021年の調査で国の暫定目標値を超えるPFASが検出され、13カ所の井戸のうち最も高いところからは約11倍の値が検出されています。

 血液検査は京都大学の研究費で行われ、連合会は約1カ月から2カ月をめどに血中濃度などを分析し、結果を公表したいとしています。