東海道新幹線がおよそ2時間にわたり運転を見合わせた線路脇での枯草火災について、JR東海は自社が発注した工事の過程で生じた火花が原因だったと明らかにしました。

 知立市上重原町で23日午前10時半ごろ、東海道新幹線の線路脇で火災が発生し、上下線の一部区間でおよそ2時間にわたり運転を見合わせたほか、合わせて135本の列車に最大121分の遅れが生じました。

 JR東海は夕方、自社が発注した電気設備工事でのり面のコンクリートをエンジンカッターで切断していた際、火花が発生して周辺の枯草に燃え広がったことが原因と明らかにしました。

 JR東海は影響を受けた乗客の数はおよそ10万人としていて、今後火花が発生する作業の際は防火シートを設置するといった防止措置を徹底するとしています。

【動画で見る】出火原因は“JR発注工事の火花”…東海道新幹線が一時運転見合わせた線路脇の枯草火災 約10万人に影響