愛知県瀬戸市出身の藤井聡太八冠は、将棋界初となる八大タイトル制覇の偉業が認められ13日、内閣総理大臣顕彰を受けました。

岸田首相:
「多くの国民に夢や希望を与えるとともに、将棋の普及振興を通じ、わが国文化の向上発展に貢献され、その功績は誠に顕著であります」

 藤井八冠からも岸田総理にお礼として「雲外蒼天(うんがいそうてん)」と揮毫(きごう)された将棋盤と駒が贈られました。

岸田首相:
「AIは藤井竜王・名人にとってどんな存在なのか?」

藤井八冠:
「形勢判断、局面を見てそれをどのようにとらえて判断するかにおいて、AIを参考にしながらその能力を強化できるようにと思って取り組んでおります」

 また、八冠を決めた王座戦第4局の大盤が用意され、藤井八冠が逆転した一手を解説する場面もありました。

藤井八冠:
「このような所にお招きいただくのは初めてのことでしたので、当初は緊張もあったんですけど、途中から和やかにお話しをいただいて、私も少しずつ緊張がほぐれたのかなと感じています。本当にすごく光栄で貴重な経験になったかなと思っています」

【動画で見る】藤井八冠に内閣総理大臣顕彰 総理から“AIの存在”について問われ「形勢判断の能力を強化する参考に」