日銀名古屋支店は13日、12月の短観を発表しました。東海3県の製造業の景況感は、3期連続での改善となりました。

 2023年12月の東海3県の短観で、景気が「良い」と答えた企業から「悪い」と答えた企業の割合を引いた指数は、製造業は9月の調査から6ポイント改善しました。

 3期連続の改善で、高い水準で安定して自動車の製造ができていることや、原材料価格の上昇分の価格転嫁が進んでいることが主な要因です。

 また、非製造業も9月から4ポイント改善し、2021年9月から10期連続の改善となっています。

 日銀名古屋支店の廣島鉄也支店長は「今年はコロナで規制を受けていた活動の『正常化』などに支えられ、長い足踏み状態から持ち直しに転じた」と1年を振り返りました。

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