三重県立の特別支援学校の校長(50代)が、障害のある生徒への接し方を「犬のしつけ」に例えて部下に指導していた問題で、20日、障害者の団体が県に要望を行いました。

 県立くわな特別支援学校の女性校長(50代)は、去年9月、生徒への接し方について教師から相談を受けた際、「犬との関係のように距離を置いた方がいい」という趣旨の発言をしていました。

 障害者差別の解消を目指す三重県の団体が20日午後、県の教育委員会を訪れ、女性校長の発言は人権侵害だとして、再発防止などを求める要望書を手渡しました。

 要望書では、校長らが子供たちへ謝罪することや、人権に関する研修を県内全ての教師に対して行うことなどを求めています。

【動画で見る】障害ある生徒とは「犬との関係のように」特別支援学校の校長の発言巡り障害者団体が県に再発防止等を要望