愛知県で開校する中高一貫校について、学力をはかる「適性検査」のサンプル問題が公表されました。

 愛知県では、2025年に中高一貫校が開校します。明和、半田、刈谷、津島の4つの高校に設置されますが、入学試験では適性検査を行った後、個人面接を行い合否を判断します。

 公表された適性検査のサンプル問題は、新城市の特産品「八名丸さといも」を題材に国語、算数、理科、社会の各教科の知識が問われます。

 国語では、さといもを紹介するための文章が空欄となっていて、ここに入る短い文章が7個用意され、適切な並び順を答えます。

 里芋の煮物を作るための水や水蒸気に関する知識を問う理科の問題もありました。回答はすべて選択式です。

 適性検査ではこのように教科ごとの個別の試験を行わず、一つの試験で複数の教科の知識を問う形式となっています。

 今回、公表された問題はあくまでもサンプルで、難易度や形式を示すものではないということです。

 県の担当者は「単純な知識量ではなく、思考力、判断力などを測ることが目的」と話しています。

【動画で見る】1つの試験で複数教科の知識問う形…2025年に開校する愛知県立の中高一貫校 適性検査のサンプル問題公表