自民党の派閥の政治資金パーティ−をめぐる事件で、東京地検特捜部が29日午前、岐阜県羽島市にある大野泰正参議院議員の事務所に家宅捜索に入りました。

 岐阜県選出の大野泰正参議院議員の事務所には、29日午前10時半ごろ、東京地検特捜部の係官らおよそ10人が家宅捜索に入りました。

 大野議員は、所属する安倍派のパーティ券の売上から5年間で5000万円を超えるキックバックを受け裏金にしていた疑いが持たれています。

 大野議員を巡っては、28日にも、東京の議員宿舎や議員会館の事務所に特捜部の家宅捜索が入っていました。

 この事件で議員側が家宅捜索を受けるのは、愛知3区を地盤とする池田佳隆衆議院議員に続き2人目です。