名古屋の中央卸売市場で5日、新年初めての競り「初市」が開かれました。能登半島地震の影響で、寒ブリが入荷されないなどの影響が出ています。

 5日午前4時すぎから始まった初市では、宮城県などで水揚げされたマグロ198本が並び、競り人や仲買人の威勢のよい声が響きわたりました。

 マグロの最高値は、青森県の大間で水揚げされた150キロの本マグロで、およそ202万円で競り落とされました。

最高値のマグロを競り落とした仲卸業者:
「いや〜緊張しましたね。バイヤーさんと話しながら、なんとかうまくいってよかったかなと」

 この初市にも、能登半島地震の影響が出ていました。

富田商店の担当者:
「本来はこういう箱で入荷する予定だったんですけど、今年に関しては入荷がないということですね。基本的に氷がないと魚って出荷できないので、断水・停電の影響がもろにでている」

 仲卸業者によりますと、地震の影響で例年初市に並ぶ北陸の寒ブリなどの入荷が無く、今後も市場への影響が懸念されています。

【動画で見る】「断水や停電の影響がもろに…」名古屋中央卸売市場で初市 地震の影響で北陸地方の寒ブリなど入荷されず