能登半島地震で被害を受けている石川県珠洲市に向け、愛知県知多市の企業が16日、段ボール製の避難所資材を送りました。担当者の男性は珠洲市出身で、「少しでも貢献できれば」と話しています。

 知多市の「東明工業」では16日、能登半島地震の被災地・石川県珠洲市に確認した上で、段ボール製の避難所資材を送りました。

 200台のベッドと断熱用のマット、パーティション100台で、ベッドは重さ6トンにも耐えられる上、天板の下は貴重品などの収納スペースになっています。

東明工業の坂下執行役員:
「地元の出身でございますので、少しでも貢献できればという思いでございます」

 防災製品の事業を担当する坂下さんは石川県珠洲市の出身です。実家は半壊したものの家族は無事で、金沢市に避難しているといいますが、故郷との現状に心を痛めていました。

東明工業の坂下執行役員:
「まだまだ避難所でお過ごしの方が多数いらっしゃいますので、負担と不安を少しでも軽減できることにつながればなと」

 ベッドなどは17日午後には珠洲市役所に到着予定で、18の避難所で使われるということです。

【動画で見る】担当者は珠洲市出身で実家が半壊…愛知の会社から段ボール製の避難所資材を被災地へ「少しでも貢献できれば」