自民党岐阜県連「有権者に示しつかない」裏金事件で在宅起訴も関与を否定の大野参院議員「やましい事ない」
自民党派閥の政治資金を巡る事件を受け、在宅起訴された岐阜県選出の大野議員は関与も辞職も否定しています。自民党岐阜県連は「示しがつかない」と話すなど、波紋を呼んでいます。
岐阜県選出の大野泰正参議院議員は19日、政治資金規正法違反の罪で在宅起訴となりました。
大野泰正被告(1月19日):
「政治資金の管理や収支報告書の作成といったこと、このような経理面につきましては、全て事務所スタッフに任せておりました」
安倍派のパーティー券の売り上げから、5年間で5154万円のキックバックを受け取り、収支報告書に記載しなかったとして、秘書とともに在宅起訴されましたが、不記載への自身の関与も、議員辞職も否定しました。
大野泰正参院議員(1月19日):
「私が収支報告書に関与したことはございません。やましい事はございませんので、しっかりと職責を果たしていきたいと思っています」
自民党は、大野議員から出されていた離党届を受理しました。自民党岐阜県連は21日に会見を開き、謝罪しました。
自民党岐阜県連の武藤容治会長:
「皆さま方の信頼が揺らいだこと、我々としても大変重く受け止めている。背景もすべて含めて事情を明らかにしていただかないと、有権者、選んでいただいた方に示しがつかない」
立憲民主党の泉健太代表は多治見市内で、大野議員の辞職を求めました。
立憲民主党の泉健太代表:
「裏金議員を許しちゃいけない、裏金議員は国政から退場してもらう。それが今回の国民の意思」
波紋が広がる派閥の政治資金を巡る裏金事件。今後全貌を明らかにし、潔白な政治は実現できるのでしょうか。
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