養護学校で教師から暴行されたとして、元生徒の男性が損害賠償を求めていた裁判で、名古屋市に165万円の支払いが命じられました。

 訴状によりますと、名古屋市立天白養護学校に通っていた元生徒の男性(24)は、7年前、男性教師(当時59)から日常的に蹴られるなどの暴行や暴言を受けたとして、男性教師と市を相手取り550万円の損害賠償を求めていました。

 30日の判決で名古屋地裁は、男性教師による日常的な暴行を認めたうえで、「ほかの教員が止めに入ることもなく、校長は市への報告を怠った」などと指摘しました。

「職務中の教師の違法行為に対しては市が責任を負う」として、市に対し165万円の支払いを命じました。

※画像は視聴者提供

【動画で見る】養護学校で教師から暴行や暴言…元生徒の24歳男性が損害賠償求めていた裁判 市に165万円の支払い命令