名古屋市中区で、肉体労働などの体の負担を減らす「アシストスーツ」の展示会が開かれています。

 農業や物流、建築業など人の力が必要な現場では近年、アシストスーツが注目されています。

 背中に入ったゴム製の人工筋肉が伸び縮みし、重い物を持ち上げる時の腰の負担を減らすタイプは、物流現場での女性の働きやすさにもつながっているといいます。

 今回紹介されているアシストスーツは、全てモーターなどを使わない非電動タイプ。軽量化も進んで活躍の場所が広がっているとのことです。

 下半身に装着するアシストスーツは、腰を少し落とすとイスのようになり、長時間の立ち仕事も楽になります。

 アシストスーツメーカー9社が集まった今回の展示会。東海地方ならではの開催理由もあるといいます。

アシストスーツ協会の飯田成晃代表理事:
「自動車産業に関連した金属加工ですね、主に。製造の負担を軽減するというニーズが非常に高いなと感じております。使うことによって長く健康に働き続けることができる」

 モノづくりを支える人のパワーをアップさせてくれるアシストスーツの展示会は、9日まで名古屋市中区の「Terminal 964 Studio &Gallery Nagoya Sakae」で開かれています。

【動画で見る】物流等に携わる人の味方に…肉体労働等の負担減らす『アシストスーツ』の展示会 軽量化進み活躍の場広がる