野球の「侍ジャパン」はプロ野球の開幕を前に3月、ヨーロッパ代表と強化試合を行います。そのメンバーが発表され、ドラゴンズから石川昂弥選手と松山晋也投手が選ばれました。2024年ドラフト注目の大学生、中村優斗投手も選出されています。

 14日、井端弘和監督率いる侍ジャパンでは、3月のヨーロッパ代表との強化試合に向け、メンバー28人が発表されました。

 ドラゴンズからは2023年、ホームラン13本をマークした若き大砲、石川昂弥選手(22)が選ばれました。

井端弘和監督:
「右のバッターでは次世代を担うバッターかなと思っていますし、彼は反対方向に打つのもうまいので、国際試合には向いているバッターかなと」

石川昂弥選手:
「長打力が自分の魅力だと思うので、そういう姿を見せられたらいいなと思います」

 もう1人、2023年にブレイクした、プロ2年目の松山晋也投手(23)も選出されました。育成ドラフトから入団した2023年は、開幕からわずか2カ月で支配下登録されると、最速156キロの剛腕で打者をねじ伏せ、三振の山を築きました。

 沖縄キャンプを視察した井端監督も、松山投手を絶賛しています。

井端弘和監督(2月3日):
「育成から松山投手とか素晴らしいボールを投げていますので、十分日本の代表に入ってくるピッチャーかなと思っています」

松山晋也投手投手:
「すごく光栄なことですし、身が引き締まります。しっかり結果を出せるようにやっていきます」

 そして東海3県からもう1人選出されました。愛知工業大学の中村優斗投手(21)は、最速157キロを誇る本格派右腕で、2024年のドラフト候補としても期待されています。

井端弘和監督:
「昨年の12月に見ましたけど、あの寒い中で150キロ中盤から後半をずっと投げられる。代表でも速いストレートを投げてほしいなと」

 2023年8月に行われたドラゴンズ2軍戦でも相手打者のバットを折るなど、ストレートの力強さをアピールしていました。

中村優斗投手:
「井端監督からそういうお言葉をいただいて、本当にうれしい気持ちです。持ち味であるストレートいかして、打者を圧倒できるようなピッチングをしたいなと思っています」

【動画で見る】侍J選出の愛工大・中村投手「打者を圧倒できるようなピッチングしたい」