うずらの卵で窒息か…小1男の子の死亡事故受け小児科医「年長~小2ぐらいまでリスク」子供の食事の注意点
福岡県みやま市の小学校で26日、1年生の男子児童が給食をのどに詰まらせ、死亡しました。子供の誤嚥(ごえん)について、注意点を医師に聞きました。
今回の死亡事故について、小さな子供がいる母親は…。
1歳児の母親:
「1年生でも詰まるんだなと思ってビックリしたのと、給食中だと遊びながら食べちゃったりして詰まっちゃったのかなと思ったり」
2歳児の母親:
「2歳とかだと(食材を)細かく切るんですよ。切って気を付けて配慮ができるんですけど、小学生ぐらいになると大丈夫だろうみたいな安心感が学校側もあるのかなと。ちょっと不安にはなりますよね」
消費者庁によると2019年までの6年間で、子供が食べ物を誤嚥して窒息したことで80人が死亡しているといいます。
小児科医で、子供の不慮の事故を防ぐ広報活動を行う団体の理事長は、子供の食事について次のように指摘します。
NPO法人セーフキッズジャパンの山中龍宏理事長:
「喉頭という喉の奥の部分は、丸くてツルツルしていてある程度の固さがあるものが詰まるわけです。子供はまだ噛む力も弱いし」
丸くてツルツルしたものは喉の奥で詰まりやすく、特に子供は幼児でなくても細かく切って食べさせるなど注意が必要だといいます。
NPO法人セーフキッズジャパンの山中龍宏理事長:
「乳歯という歯が生え変わる時期なんですね。年長さんから小学2年生ぐらいまでの間は、そういうリスクがある時期だということは知っておいてもいいんじゃないでしょうかね」
写真提供:みやま市教育委員会
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