春のセンバツ高校野球は2日目の19日、愛知県の豊川が徳島県の阿南光(あなんひかり)と対戦しました。

 10年ぶり2度目の出場となった豊川は、第一試合で32年ぶりに出場する徳島の阿南光と対戦しました。

 豊川は序盤から5点を追う苦しい展開になりましたが、7回に連打などで満塁のチャンスを作ると、代打の三浦選手がレフトへにヒットを打ち、ランナー1人目がホームイン。

 2人目のランナーも一気にホームを狙いましたが、好返球に阻まれ、惜しくもタッチアウトとなりました。

 8回にはランナー1人を置いて、ロシア人の両親を持つ今大会屈指の強打者、モイセエフ・ニキータ選手が、ツーストライクと追い込まれた3球目、高めに浮いた変化球をフルスイングすると、打球はライトポール際に突き刺さる弾丸ライナー。大会第1号のホームランで2点差に迫りました。

 その後再び突き放され、9回ウラの最後の攻撃では打線がつながり1点を返すと、ツーアウト満塁でモイセエフ選手に回りましたが、空振り三振でゲームセット。10年ぶりの1勝とはなりませんでした。

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