2018年、名古屋市名東区の市立中学に通っていた1年生の女子生徒がいじめを苦に自殺し、両親が市を訴えた裁判で、名古屋地裁が訴えを退けました。

 2018年、名古屋市名東区の市立中学に通っていた齋藤華子さん(当時13)が自殺した問題では、両親が「いじめに気づけたはずの学校側が対応を怠った」などとして、市に1540万円の損害賠償を求めていました。

 19日の判決で名古屋地裁は「学校のいじめ調査は形骸化していて改善の必要はあるが、両親が主張するような体制を準備したからといって、いじめを防げたとは言えない」などとして、両親の請求を棄却しました。

華子さん父・齋藤信太郎さん:
「たった一人の女の子にも向き合っていただけないのか。残念。非常に憤りを感じています、裁判所に」

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