三重県の近鉄鳥羽駅で21日、警察と近鉄によるテロ対策の訓練が行われました。

 警察と近鉄が合同で行った訓練は、駅のホームに不審物を放置した男が声をかけた乗客に逆上し、刃物を持って暴れた想定で約20人が参加しました。

 駅員がパイプ椅子や盾を使って男の抵抗を押さえ、駆けつけた警察官が取り押さえました。機動隊の爆発物処理班が不審物が爆発物であることを確認。安全な場所に移動させました。

 三重県警鳥羽署の今村昭彦署長は「鳥羽市は多くの観光客が訪れるので、地域と連携し、対策を進めていきたい」と話していました。

【動画で見る】爆発物を放置した男が暴れた想定…近鉄鳥羽駅でテロ対策訓練 駅員がパイプ椅子など使って男に対応