サプリ飲み死亡した人も…小林製薬『紅麹』商品の原料に使っていた愛知のメーカー等3社が自主回収
サプリを飲み死亡した人がいたことも分かった小林製薬の「紅麹」の問題で、愛知県の企業も自主回収に追われています。
愛知県小牧市の漢方薬製造メーカー・山本漢方製薬が、原料として小林製薬から仕入れた紅麹。ピンク色の細かい粉末で、顔を近づけると鼻につくようなにおいが感じられます。
山本漢方製薬の担当者:
「1点だけなんですけれども、この内脂ブロッカーに原料として使用させてもらっております。ショックといえば間違いなくショックなんですけれども」
山本漢方製薬では、紅麹を使ったサプリを2023年2月から全国のドラッグストアなどで販売していましたが、自主回収の対応に追われています。
小林製薬は26日、紅麹を使ったサプリを摂取していた高齢者1人が腎疾患で死亡していたと明らかにしました。これまでに発表した26人に加え、新たに約50人が入院している情報があるとしています。
山本漢方製薬には、25日から100件以上の問い合わせが入っていますが、サプリを使用した人の健康被害は確認されていないということです。
山本漢方製薬の担当者:
「紅麹を使った内脂ブロッカーだけを回収しておりますので。返金というかたちを取らせてもらいますので、もしお手元にあればご連絡いただければなと思います」
愛知県では山本漢方製薬のほか、名古屋市西区の豆菓子専門店・豆福と愛知県蟹江町の甘強酒造でも紅麹の原料を使用した商品があり、自主回収を進めています。
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