飛行中に落下した可能性も…航空自衛隊岐阜基地「C-2輸送機」の部品59個紛失 金属製のボルトなど
航空自衛隊岐阜基地に所属する輸送機から、ボルトなどの部品59個がなくなっていたことがわかりました。
岐阜基地によりますと、15日午前、基地内で「C−2輸送機」の部品で使われているボルト1本とワッシャと呼ばれるネジなどを締め付ける際に使われる金属部品2個が落ちているのを隊員が発見しました。
その後の点検で、岐阜基地にあるC−2輸送機のうちの1機で、ボルトとワッシャ計59個がなくなっていることが分かったということです。
この機体は3月22日の点検では異常はありませんでしたが、4月2日から11日にかけて岐阜基地や愛知県の小牧基地の周辺を計6時間ほど飛行していて、その際に部品が落下した可能性もあるということです。
ボルトは長さ約1.5cm、重さは1.2gから2.2gほど、ワッシャは直径約1.6cm、重さ0.6gほどで、これまでのところ被害の情報は確認されていません。
岐阜基地の山本光伸基地司令は「入念かつ確実な点検などを継続するとともに飛行安全には万全を期したい」とコメントしています。
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