岐阜市の長良川に初夏の訪れを告げる伝統の鵜飼が11日に開幕しました。意外な船頭さんもデビューです。

 アユ漁の解禁にあわせ、毎年5月11日に開幕する長良川鵜飼。幻想的なかがり火の明かりに、縄を使って鵜を巧みに操る鵜匠が浮かび上がります。

 2024年は、これまでコロナ対策のため一部観覧船で制限を設けていた定員を通常に戻して行われ、初日の11日はおよそ745人が鵜飼を楽しみました。

 見物客らは「感動しました」「スタートの日で緊張感もあるだろうなと思いながら見ることができて非常によかった」と話していました。

 また、サッカー元日本代表で現在FC岐阜のクラブアンバサダーを務める柏木陽介さん(36)が屋台船の船頭としてデビュー、今年は30回ほど船頭を務めるということです。

 長良川鵜飼は10月15日まで行われ、市は乗船客数の目標をコロナ前並みの9万人としています。