北の空に“赤い光”…愛知でもオーロラ撮影に成功か 天体好きの大学生「見えるかも」と聞き急遽カメラ構える
週末、日本国内でも北海道を中心に各地でオーロラが観測されました。愛知県東栄町でもオーロラとみられる現象を、大学生が映像で捉えました。
太陽の表面ではいま、巨大な爆発現象「太陽フレア」が複数回発生していて、普段は北極圏などでしか見られない「オーロラ」が世界各地で観測されています。
愛知県東栄町でも12日未明、オーロラとみられる映像が撮影されました。午前0時過ぎから2時間ほどの空の様子を早送りした映像には、オーロラとみられる赤っぽい光が確認できます。撮影したのは、週に1度は星を見るという天体好きの中部大学の3年生、茂木智哉さんです。
中部大学3年の茂木智哉さん:
「下のあたりが赤になっていて、ここに若干緑も入っていて」
茂木さんは中部大学天文台の「天文学生サポーター」として普段から星空の撮影を行っているといいます。
茂木さん:
「イベントがあったんですよ。アマチュア天文家の方が集まって星を見る会。(Q.オーロラを狙ったのではなく?)たまたまです」
この日も星空の撮影を目的に東栄町に出かけたところ「オーロラが見えるかもしれない」と聞き、深夜11時半ごろから急遽カメラを構えました。
茂木さん:
「朝4時とかですね。パソコンに取り込んで、みんなで確認して。職員の方に『これはオーロラだよ』と言われて。北側で赤い光だったり、緑色に映ることはまずない。まさか愛知でなんて思ってもいなかったので」
茂木さんが撮影したのは本当にオーロラだったのか。写真を見た中部大学天文台の大嶋晃敏副台長はこう見ています。
中部大学天文台の大嶋晃敏副台長:
「北は山林で、街の灯りが入ってくることは少ないだろうと。それにも関わらずそういうものが見えているということで、おそらくオーロラなのではないかなと思っています」
茂木さんが撮影した映像は、専門家が詳しく分析を進めています。
※画像は茂木智哉さん撮影
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