名人戦初防衛を果たした藤井聡太八冠は28日、対局から一夜明けた会見で、防衛戦前に触れ合ったアザラシに感謝を述べ、「可愛くてリラックスできた」と笑顔で振り返りました。

 27日まで北海道紋別市で行われていた名人戦第5局で、藤井聡太八冠は挑戦者の豊島将之九段に勝ち、シリーズ4勝1敗で「名人」のタイトル初防衛に成功しました。

藤井八冠:
「今回防衛できたことは、もちろんうれしく思っています。(名人の)地位にふさわしい将棋を指すためには、さらにしっかり取り組んでいく必要があると改めて感じました」
 
 藤井八冠は対局の前、紋別のアザラシシーパラダイスを訪れアザラシに触れる体験をしていました。対局後の会見でもアザラシについて触れ、「リラックスできた」と感謝を口にしました。

藤井八冠:
「こちらの動きに合わせてポーズをとってくれるのが非常に可愛かったというか、リラックスできたのかなと思います」

 次の対局は5月31日の叡王戦第4局です。ここまで伊藤匠七段に1勝2敗で、負ければタイトルを失う大事な戦いとなります。

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