大型台風や地震の発生に備え、愛知県の海部地域で総合防災訓練が行われました。

 訓練は、伊勢湾台風並みの巨大台風と南海トラフ巨大地震が同時発生したとの想定で、津島市や愛西市など海部地域の7つの自治体と警察、消防などから約700人が参加しました。

 会場では、河川の決壊に備えて消防団が土のうを作ったほか、地元の医師がケガした人の治療や搬送の優先順位を決めるトリアージ訓練を行いました。

 中学生も参加していて、避難住民に提供するためのにゅうめん作りを体験しました。

 また、がれきを撤去する本格的な訓練もあり、参加者は水害が起きやすい時期を前に真剣に取り組んでいました。