愛知県公安委員会は、指定暴力団の「六代目山口組」と「絆會」について、行動を大きく制限する特定抗争指定暴力団に指定する手続きを進めていて6月5日、双方の意見を聴く場を設けましたが、いずれも欠席しました。

 この2つの暴力団を巡っては2022年5月、三重県伊賀市で絆會傘下の男性組長が六代目山口組傘下の組員に拳銃で撃たれ大ケガをするなど、抗争とみられる事件が10件ほど相次いでいます。

 特定抗争指定暴力団に指定されると、公安委員会が定めた警戒区域内で5人以上の組員が集まることや、対立する組織の組事務所に近寄ることなどが禁止されます。

【動画で見る】銃撃事件等10件程相次ぐ…六代目山口組と絆會の行動を大きく制限する「特定抗争指定暴力団」指定へ手続き進む