棚田に浮かび上がる幻想的な光。三重県熊野市の丸山千枚田で8日、初夏の風物詩「虫おくり」が行われました。

 虫おくりは松明や太鼓の音で害虫を追い払い豊作を願う伝統行事で、1953年に途絶えていましたが、20年前に熊野古道が世界遺産に登録されたことをきっかけに復活しました。

 田んぼのあぜ道には、棚田の枚数と同じ1340本のろうそくが灯され、幻想的な風景が広がりました。