江戸時代を生きた武士が愛用していた刀や甲冑などを集めた展示会が、名古屋城で開かれています。

 会場の西の丸御蔵城宝館には、江戸時代の武士が権威の象徴として飾っていた重さ20キロの甲冑や護身用の刀など、約40点が展示されています。

 鉄の兜に「羅紗地(らしゃじ)」という織物の頭巾をつけた『火事兜(かじかぶと)』は、火災が起きた際に初期消火を担っていた武士が身に着けていたものです。

 通常の3分の1ほどの長さに作られた「李満弓(りまんきゅう)」と言われる弓矢は、大名かごに乗った武士が襲撃に備え携帯していたといいます。

 展示は9月9日までで、夏休みの子供たち向けに自由研究にも使えるワークシートも配られています。

【動画で見る】自由研究に使えるワークシートも配布…江戸時代の武士が愛用した刀や甲冑など集めた展示会 名古屋城で9/9まで