8月8日、南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」が発表されたことを受けて、企業も対応に追われています。

 中部電力は8日夜、静岡県御前崎市にある浜岡原子力発電所で、変電所や危険物の施設の点検などを約300人体制で行い、異常は確認されなかったということです。

 名古屋市東区の本店では、防災担当者が集まり協議する「連絡所」を設置していて、昼夜を問わず1人以上が常駐するようにして各地の情報収集にあたっています。

 トヨタ自動車によりますと、震源地付近の工場に影響はなく、国内の全工場で9日朝から平常通りに稼働しているということです。トヨタは「従業員仕入れ先、販売店などの関係の方の安全を最優先に対応を進めていく」とコメントしています。

 三菱UFJ銀行は、9日朝から通常通り営業を行っていて、従業員に対しては、避難場所や避難ルートの周知を徹底したということです。

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