年間約12000台の救急車受け入れ…名古屋掖済会病院が「ドクターカー」導入 レントゲン撮影やカテーテル処置も可能
年間約1万2000台の救急車を受け入れている名古屋市中川区の名古屋掖済会病院に、新たにドクターカーが導入されました。
名古屋掖済会病院は2022年、ドクターカー導入のためにクラウドファンディングを行い、目標の3倍を超える約5000万円の寄付が集まりました。
8月12日から運用が始まるドクターカーはレントゲン装置も備えていて、骨折の診断のほか、迅速な止血やカテーテルを使った処置も可能となります。
名古屋掖済会病院の小川健一朗医師:
「病院に到着するまでの時間で、状態が悪くなってしまったり亡くなってしまうような、年間数例ですけどいるんですよね。そういった人たちを少しでも救えるようになっていくのではないか」
今後は、交通事故など一刻を争う現場に医師や看護師が駆けつける予定で、救命率の向上や後遺症を残さないための処置が期待されています。
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