事業所の指定の取り消し処分を受けた障害者グループホームを運営する「恵」について、放課後デイサービスでも不正が発覚しました。

 名古屋市によりますと、障害のある子供が利用する恵の放課後等デイサービスと児童発達支援の合わせて3つの施設で、職員の配置を偽装するなどしていたとわかり、市などが支払った報酬およそ2億円が不正請求にあたると認定しました。

 市はこのうち2つの施設を指定取り消し処分としたうえで、恵の組織的関与が認められるとして、残りの1施設についても指定の更新を認めず、運営ができなくする方針です。

 市は恵に不正に得た報酬の返還を求めるとともに、利用者の受け入れ先の調整を行うよう指導するとしています。

【動画で見る】グループホーム以外でも…『恵』が放課後デイサービス等の施設で2億円の不正請求 市は返還と受入れ先の調整求める