障害者グループホームを運営する「恵」が、事業所の指定取り消し処分を受けて8月末に運営ができなくなる名古屋市緑区の施設について、8月18日、利用者家族向けに説明会を開きました。

 恵は、食糧費の水増しや報酬の不正請求の発覚により、愛知県や名古屋市などから行政処分を受けていて、今後順次全国の施設で運営ができなくなります。

 18日は、8月末に運営ができなくなる緑区の施設について利用者家族向けの説明会が開かれ、事業譲渡のための手続きが進められている介護サービス事業会社「ケアサポート」の社長などから、職員や料金はそのままで引き続き利用できることなどが説明されました。

 利用者の家族は「大体安心できました。多少不安はありますけど、これから引き継いでもらう上でどういうことになっていくのか」と話しました。

 市は指定手続きのための確認作業を進めていて、認められれば期限を迎える8月末にケアサポートに事業が譲渡されることになります。