台風10号の接近に伴う雨の影響で、東海道新幹線は8月30日、東京ー名古屋間で運転取りやめとなっています。名古屋駅では、高速バスを利用して東京に向かう人の姿が見られました。

 台風10号は9月1日にも熱帯低気圧となり、2日にかけて東海地方に接近するとみられています。

 東海道新幹線は30日の始発から、東京ー新大阪間の上下線で運転見合わせとなりました。その後、名古屋ー新大阪間は運転が再開されましたが、「こだま」が1時間に2本程度のみです。

 名古屋駅近くにある東京行きの高速バス乗り場には、乗客の長い列ができていました。

愛知から東京へ向かう人:
「東京ドーム、コンサートです。新幹線が止まりそうだなと分かったので、周りの人が『バスでなら行けるんじゃない?』と教えてくれて、バスを急きょ予約して」

愛知から東京へ向かう別の人:
「羽田から飛行機に乗る予定で、そこまで新幹線で行く予定だったんですけど、動かないのでバスで」

 名古屋駅にあるホテルでは、宿泊者の数に大きな変化はないものの、レストランの予約はキャンセルで2割以上減ったといいます。

名古屋マリオットアソシアホテルの担当者:
「昨日、新幹線の計画運休の発表があった直後から、予約のキャンセルなどが非常に増えてまいりました。ただその一方で、帰れなくなってしまったお客さまなどが急きょお泊まりいただくということで、結果的には1割程度チェックインのお客さまが増えたという結果になっております」

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